ガイドブック
製品概要
概要
DataMesh Inspectorは、建築物、施設、および産業施設の運用保守シーン向けにDataMeshが提供する、ランタイム・デジタルツイン可視化および運用保守アプリケーションです。
本システムは、FactVerseプラットフォーム上のデジタルツインデータと3Dシーンを基盤としています。運用保守に携わる各ロールに対し、稼働状況の確認やアラート監視から現場での業務実行まで、統一されたエントリーポイントを提供します。これにより、日常的なモニタリング、分析・判断、および現場での処置といった一連の運用保守業務を強力にサポートします。
代表的な活用シーン
DataMesh Inspectorは、運用保守における各ロールのニーズに応じ、それぞれの現場で最適な機能を発揮します。
運用ディレクター / 経営意思決定層
- 全体の稼働状況の確認
- 主要指標および異常箇所の分布の把握
- 意思決定の支援および報告・プレゼンテーションへの活用
運用マネージャー
- シーンレベルでの稼働監視およびアラートの判断
- 異常による影響範囲の分析
- 現場作業員との連携および対応指示の調整
現場作業員
- 現場でのアラート情報の確認
- 対象設備の特定・ロケーション確認
- 点検および対応操作の実行
システム構成
DataMesh Inspector は、利用シーンとユーザーロールに応じた 2つのアプリケーションで構成されています。
- DataMesh Inspector Command Center(PC 版アプリケーション)
シーンの閲覧、稼働状況の分析、予警管理、およびワークオーダー管理に使用されます。主に管理・指令業務を行うシーンを対象としています。
- DataMesh Inspector(モバイル版アプリケーション)
現場でのアラート確認と対応、デバイスのロケーション特定、MR シーンのオーバーレイ表示、およびワークオーダーの現場実行に使用されます。
これら 2 つのアプリケーションは同一のデータ体系に基づいて動作しており、シーンの構造、設備情報、およびアラート状態の整合性が常に保たれます。

本図は、DataMesh Inspector のアプリケーション構成、各運用担当者が使用する端末、および基盤となるプラットフォームやデータシステムとの関係性を示すものです。
命名規則の定義
- DataMesh Inspector:本製品の全体名称を指します。FactVerse プラットフォームを基盤として構築された、デジタルツイン運用・メンテナンスアプリケーション体系を表します。
- DataMesh Inspector Command Center:PC 版アプリケーションを指します。
- DataMesh Inspector(モバイル版アプリケーション):iPhone または iPad で使用する、現場の運用・メンテナンス用アプリケーションを指します。
本文内では、表現を簡略化し、誤解が生じない範囲において、上記のアプリケーションを「Command Center」または「Inspector」と略記する場合があります。
用語と概念の定義
大規模空間シーン / 建築シーン
統一された座標系で構成された、キャンパスや建築物レベルのデジタルツイン環境を指します。その空間範囲内にあるツイン資産および稼働データを集中管理し、ユーザーによる全体閲覧、分析、および設備ごとのロケーション特定をサポートします。
ツインモデル(設備 / 空間)
現実世界における設備や空間オブジェクトを、デジタルシステム上にマッピングした表現です。設備ツインモデルは、具体的な設備の属性、状態、および関連情報を記述するために使用されます。空間ツインモデルは、キャンパス、ビル、フロアなどの空間的な階層構造を記述するために使用されます。
3D シーン
PC 版アプリケーションで表示される 3D シーンを指します。主にモニタリング、分析、および管理の視点での利用を目的としています。
MR シーンのオーバーレイ表示
3D モデルを現実環境に重ね合わせて表示する閲覧方式です。現場での設備の特定や点検に使用されます。
予警
設備の稼働データやビジネスルールに基づき生成される異常通知情報を指します。
データダッシュボード
稼働指標、エネルギー消費、またはアラートの推移をチャート形式で表示するデータビューを指します。