ガイドブック
BIMモデル変換サービスオーソライズアグリーメント・サービスレベルアグリーメント・
1. BIMモデル変換サービスオーソライズ
DataMeshはBIMモデル変換サービスを提供しており、ユーザーから承認を取得した後、DataMeshの担当者がプラグインを使用して、BIMモデルを専用サーバー上の建築シーンファイルに変換します。
変換完了後、変換結果をユーザーにメールで送信し、ユーザーは変換後のモデルを使用して、建築シーンを構築でき、Inspector側で表示および使用できます。
具体的な処理プロセスは次のとおりです。
- ユーザーは、DataMeshが指定されたメールボックスbimfile@datamesh.comにBIMモデルを電子メールで送信します。
- DataMesh は、ユーザーのモデルを取得した後、モデル形式を変換します。
- 変換が完了すると、DataMesh は変換されたモデルを電子メールの形式でユーザーに送信します。
- ユーザーは FactVerse プラットフォームにログインし、変換されたモデルをデジタルツイン➜リソースにアップロードします。
- ユーザーは建築シーンを作成し、Inspectorを使用して業務操作を実行します。
2. BIMモデル変換サービスオーソライズのサービスレベルアグリーメント
本書に記載されているサービスプロバイダーは、総称して「DataMesh」または「当社」といいます。
2.1 サービス利用可能率
サービス利用可能率=(サービスサイクルの合計時間-サービスサイクルのサービス利用不能時間)/サービスサイクルの合計時間x100%で、サービスサイクルは、顧客が契約に従って製品またはサービスのアクティブ化を申請した日から計算されます。
項目の定義
サービスサイクル合計時間:購入したInspectorアプリケーションのライセンス有効期限。
サービス利用可能期間:DataMeshが提供するBIMモデルの変換サービスにおいて、顧客からBIMモデルを受け取った日を開始日として、3営業日以内とは、そのサービスが利用可能であることを意味します。
サービス利用不可期間:サービス処理が上記の公式サービス時間枠を超えた場合、その超えた時間は利用不可時間と見なされます。
BIMモデルの変換サービスは、サービス時間枠において保証します。
DataMeshがお客様の承認を得た日から、お客様のモデルは3営業日以内に処理し、処理結果はお客様の電子メールに送信します。
2.2 サービス項目について
- サービスの可用性:DataMeshは、商業的および技術的に努力を払い、本サービスの少なくとも95%の可用性を維持します。
- サービスパフォーマンス基準:お客様の承認を取得した後、DataMeshは3営業日以内にBIMモデルの処理を完成し、処理結果をユーザーのメールボックスに送信します。
- 以下は、サービスサイクルのサービスが利用できない特定の状況であり、DataMeshは、以下の理由によるサービスサイクルのサービスが利用できないことについて、一切の責任を負わないものとします。
-
- DataMeshがお客様に事前に通知した上で、定期的なメンテナンスやバージョンアップなどシステムメンテナンス作業による利用不能(特別な事情がない限り、原則として月8時間以内)。
- 本サービス以外の上流および下流の供給者、ネットワーク、および機器の障害または構成調整による利用不能。
- お客様による不適切な運用保守、使用または機密保持によるデータ、パスワード、などの紛失または漏洩による利用不能。
- お客様の過失またはお客様の不適切な承認行動による利用不能。
- お客様は製品マニュアルまたは推奨事項に従わなかったことによる利用不能。
- 地震、自然災害、国や地方の政策などの不可抗力による利用不能。
- 関連する法律および規制または管轄の規制当局の要件に従って、お客様のオンラインサービスを停止による利用不能。
- その他、当社が法律的、倫理的に妥当と判断する場合。
2.3 利用規約と注意事項
2.3.1 著作権、所有権について
ユーザー(またはユーザーが承認済みのサードパーティー)が作成し、DataMeshに送信したBIMモデルの所有権は、ユーザーが保持するものとします。
2.3.2 プライバシー
DataMeshは、ユーザーのプライバシーを保護し、ユーザーの個人データをどのように取り扱うかはユーザーにお知らせすることをお約束します。DataMeshプライバシーポリシーでは、DataMeshがユーザーの個人データを取得、使用、保存、処理する方法を記載されています。尚、ユーザーが関連するデータ、および個人データへのアクセスまたは削除する方法も定めています。
DataMeshは、データ処理規約を提供します。その中で、DataMeshが「汎用データ保護規則」に基づき、個人データ処理者としての義務の内容が明記されています。
2.3.3 ユーザーのコンテンツについて
ユーザーはDataMeshが指定したメールアドレスにBIMモデルとその関連情報を送信すると、DataMesh及びその指定された担当者に、Inspectorの製品とサービスの建築シーンを構築する目的で、提供されたBIMモデルを処理することを承認したことになります。
DataMeshは下記の状況以外、ユーザーのコンテンツを使用することはありません。
- ユーザーのご要望に応じる場合、またはお客様の承認が取得した場合。
- 本製品の提供および改善(本製品の保守、保護、更新、またはその他の変更を含む)に関連する場合。
- 或法的義務、法的執行、調査、または訴訟に関連する場合。
2.3.4 ユーザーのデータの処理及び保存される場所
DataMeshはBIMモデル変換サービスを提供しており、そのすべてのツールチェーン、サービス処理プロセス、データ処理、およびストレージは、日本リージョンのAzureサーバーに配置されます(未定)。
DataMeshは、異なる国間での個人情報の転送に適用される法律に準拠し、プロジェクトデータが処理される場所に関係なく、同じ高レベルのプライバシーセキュリティーに保護されます。
2.3.5 ユーザーの責任
- ユーザーは、DataMeshが指定されたメールアドレスに送信するBIMモデルの所有権、使用権、および処分する権利を有すると同時に、送信するBIMモデルのソースと内容に責任を負うものとします。DataMeshから、BIMモデルのデータソースと内容の正当性を慎重に判断するよう、注意してください。ユーザーは、提供するコンテンツがDataMesh FactVerseにアップロードする権利を有すること、および第三者の権利および利益(第三者の知的財産権、所有権、および企業秘密を含む)を侵害しないことを確認する必要があります。
- ユーザーが提供するBIMモデルによる法律や規制、部門の規則、または国の方針への違反によって引き起こされたすべての結果と責任は、ユーザー自身が負担するものとします。
- 提供するBIMモデルが機密保持義務を遵守する必要がある、または侵害されている可能性があると思われる場合は、3営業日以内に直接削除するか、DataMeshに連絡して削除してください。
- ユーザーはコンテンツおよび製品におけるその使用が、適用されるすべての法律および規制、ならびに本規約に準拠していることを確認します。
3. オンラインBIMモデル変換失敗について
ユーザーがDataMesh FactVerseプラットフォームでBIMモデルを使用して建築シーンを構築する際に、DataMeshはAutodesk APS(Autodesk Platform Services)に基づくAPIをカプセル化したオンラインモデル変換サービスを提供しています。しかし、Autodeskが提供するクラウドサービス自体の安定性に制限があり、変換失敗が時々発生する場合があります。
次の一覧では、失敗プロンプト、対応する原因、および解決策について記載しています。
失敗プロンプト | 原因 | 解決策 |
APS処理タイムアウト | モデルが大きく、APS のサービスあたりのモデル/コンポーネントの最大数を超えている | 2つの変換方法から選択: DataMeshにモデル変換サービスを利用Revit / 3dsMaxソフトウェアライセンスを購入し、公式Webサイトからプラグインをダウンロードして、ローカルに変換 |
APSアップロード失敗 | ネットワーク障害 | ネットワーク環境をチェックして、ネットワーク接続が安定していて、妨げられていないことを確認 |
APSダウンロード失敗 | ネットワーク障害 | |
FactVerse処理失敗 | FactVerse のシーン構築 サービスに異常発生 | support@datamesh.com に連絡してください |
APS サービス ステータス異常 | APSが提供するサービスに障害、異常発生 | |
ローカル プラグインのバージョンはサポートされていません | ローカル処理プロセスを実行するRevit/3dsMaxプラグインのバージョンが古すぎるため、アップグレードする必要 | xxxxxxをクリックして、最新バージョンのプラグインを取得 |
業務シーンで複数の高精度(LOD300以上)モデルを合わせて確認する必要がある場合、または単一のモデルファイルが大きい(200MB以上)場合、シーン構築プロセスの安定性とスムーズさを確保するために、DataMeshが提供するBIMモデルの変換サービスを選択することをお勧めします。DataMeshにBIMモデルの処理を委任することで、APSサービスの制限によるシーン構築の問題を回避し、建築シーンの構築をより順調に完了させることができます。また、Inspectorクライアントで業務を実行することも可能です。